散布。
タンポポの種が風に乗って散らばっていく。
どこで生まれ、生活しなければいけないかは誰にも分からない。
立地条件のいい場所があるとは限らないし、それが不利になる
ようでは存在価値がない。
与えられた条件をよく調べ、適応することだ。
2+3=+5:金曜日の午前***集結する。力を貯めている。
¦||¦¦| 沢雷隨(たくらいずい)
○易経の解釈
隨(ずい)は「老いては子に従え」ということで、それでこそ
伝統が継承され、秩序が保たれるのだ。だから、混乱が起きない。
初九は、決まりも変わることがある。それが公平ならば従えば
いい。そのためには外に目を向けて情報交換を緊密にしておく。
六二は、未熟な我が子にちやほやしていては、優秀な人材はい
なくなる。
六三は、優秀な人材を登用すれば、未熟な我が子の教育になる。
優秀な人材なのだから任せておけば得るものがある。人を見る目
があるかどうかが問題だ。
九四は、新旧交代しているのに、旧人に従っている。それが正
当だとしても災いをこうむる。しかし、裏切ることなく、忠実な
のだから、新人にも信頼されるので、すべてを失うということは
ない。
九五は、適材適所が分かっている。だから、順調なのだ。
上六は、部下の気持ちをよく把握しているので、部下は従い、
はむかうことがない。部下が名誉を高めてくれるのだ。
○易経の読み下し文
隨(ずい)は、元いに亨りて貞しきに利ろし。咎なし。
初九は、官渝(かわ)ることあり。貞しければ吉なり。門を出
でて交われば功あり。
六二は、小子に係りて、丈夫を失う。
六三は、丈夫に係りて、小子を失う。隨いて求むることあれば
得。貞に居るに利ろし。
九四は、隨いて獲ることあり。貞しけれども凶なり。孚あり、
道に在りて明らかなれば、何の咎かあらん。
九五は、嘉に孚なり。吉なり。
上六は、これを拘(とど)め係(つな)ぎ、すなわち従いて、
これを維(つな)ぐ。王もって西山に亨(きょう)す。
○易経の原文
隨、元亨利貞。无咎。
初九、官有渝。貞吉。出門交有功。
六二、係小子、失丈夫。
六三、係丈夫、失小子。隨有求得。利居貞。
九四、隨有獲。貞凶。有孚、在道以明、何咎。
九五、孚于嘉。吉。
上六、拘係之、乃從維之。王用亨于西山。