俊足。
足が速く、姿が見えない。
情報があっという間に広まる。
良い情報は利益にならず、悪い情報は収拾できない。
宣伝には有利。
2+1=+3:水曜日の午前***流される。逆らえば傷つく。
¦||¦¦¦ 沢地萃(たくちすい)
○易経の解釈
萃(すい)は集まるということで、社会が形成される。だから
優秀な人材も集まって来る。その中には経験者が多くいる。それ
は社会の宝だ。そうした人材を登用すればいい。奇抜な提案でも
採用すればいい。実行すれば成果が得られるだろう。
初六は、新しい社会なので安定していない。秩序が乱れること
もあり、悪人が集まることもある。そうした時には声をあげ、団
結して毅然とした態度でいれば、発展の力となる。心配すること
はない。そうしたところに災いはない。
六二は、譲り合えばうまくいく、だから災いはない。信頼があ
るので気をつかわなくていい。
六三は、人が集まらず、閑古鳥が鳴いている。得るものがない。
無理をしても災いはないが、得るものもない。
九四は、大いに栄えて、災いはない。
九五は、大勢の人がいてこその地位なのだ。だから混乱があっ
ても災いとはいえない。たとえ不満な者がいても、誠意をつくし
て不満を聞いていれば、誤解も解ける。
上六は、人望が得られない。相手にされていないので災いもな
い。
○易経の読み下し文
萃(すい)は、亨る。王有廟に仮(いた)る。大人を見るに利
ろし。亨る。貞しきに利ろし。大牲(たいせい)を用いて吉なり。
往くところあるに利ろし。
初六は、孚(まこと)あるも終わらず。すなわち乱れ、すなわ
ち萃(あつ)まる。もし号(さけ)べば、一握(いちあく)して
笑いをなさん。恤(うれ)うることなかれ。往けば咎なし。
六二は、引けば吉にして、咎なし。孚あればすなわち禴(やく)
を用うるに利ろし。
六三は、萃如(すいじょ)たり、嗟如(さじょ)たり。利ろし
きところなし。往けば咎なけれど、小しく吝なり。
九四は、大吉にして、咎なし。
九五は、萃めて位を有(たも)つ。咎なし。孚とせられざれど
も、元永貞なれば、悔亡ぶ。
上六は、齎咨(せいし)、涕洟(ていい)す。咎なし。
○易経の原文
萃、亨。王假有廟。利見大人。亨。利貞。用大牲吉。利有攸往。
初六、有孚不終。乃亂乃萃。若號一握爲笑。勿恤。往无咎。
六二、引吉、无咎。孚乃利用禴。
六三、萃如、嗟如。无攸利。往无咎小吝。
九四、大吉、无咎。
九五、萃有位。无咎。匪孚、元永貞、悔亡。
上六、齎咨、涕洟。无咎。