渦潮。
二つの異なる水の流れが交わり、勢いを増す。
遠くにいても影響があり、呑み込まれる。
来るべきものは避けることができない。
自然に身を預ける。
2-2=-0:日曜日の午後***揺さぶられる。影響を受け
る。
¦|||¦| 沢火革(たくかかく)
○易経の解釈
革はあらためるということで、それには長い間の反省がともなっ
ていなければならない。それがあってこそ人の心に訴えることが
でき、理解を得られる。だから、保守的な者とのわだかまりも消
える。
初九は、あらためるにはまだ早い。
六二は、機会をみてあらためる。実行すれば達成でき、混乱は
ない。
九三は、強引にあらためれば災いがある。正当性があってもく
つがえされる。時間をかけて、よく説明をすれば理解を得られる。
九四は、素直に反省する。間違いを認めてあらためれば、非難
されることはなく、信頼される。
九五は、理解がゆきとどき、機が熟しているので、無理なくあ
らたまる。
上六は、社会が大きくあらたまる。だけど、ほとんどの者が表
向きは従っているだけだ。気をよくしていれば反発が起きる。慣
れるまでは理解を得る努力をするといい。
○易経の読み下し文
革は、已日(いじつ)にしてすなわち孚(まこと)とせらる。
元いに亨り、貞しきに利ろし。悔亡ぶ。
初九は、鞏(かた)むるに黄牛の革を用う。
六二は、已日にしてすなわちこれを革(あらた)む。征けば吉
にして咎なし。
九三は、征けば凶なり。貞しけれども厲(あや)うし。革言
(かくげん)三たび就(な)れば、孚あり。
九四は、悔亡ぶ。孚ありて命を改むれば、吉なり。
九五は、大人虎変すとは、いまだ占わずして孚あり。
上六は、君子は豹変す。小人は面を革む。征けば凶なり。居れ
ば貞しくして吉なり。
○易経の原文
革、已日乃孚。元亨利貞。悔亡。
初九、鞏用黄牛之革。
六二、已日乃革之。征吉无咎。
九三、征凶。貞厲。革言三就、有孚。
九四、悔亡。有孚改命、吉。
九五、大人虎變。未占有孚。
上六、君子豹變。小人革面。征凶。居貞吉。