遭難。
普段慣れた場所でも霧が濃くなれば迷う。
信頼していた人に裏切られるような気がする。
だけど本当は自分が裏切っている。
優しい嘘に惑わされないように。
2-3=-1:月曜日の午後***散らばる。小さく弱い存在。
¦||||| 沢天夬(たくてんかい)
○易経の解釈
夬(かい)は決断ということで、自ら行動しなければいけなく
なる。だから正しいことでも罵声をあびせられたり、危ないめに
あうかもしれない。まずは手本を示す。あせって強引な手段を使っ
てはいけない。そうすれば行動してもなしとげられる。
初九は、勇み足になっている。行動しても成果は得られず、損
失がある。
九二は、警戒を厳重にしておく。だから不測の事態にも対処で
きる。
九三は、余計なことにまで首を突っ込んでいる。だから痛いめ
にあう。退く決断もひつようだ。誰にも認められず、馬鹿にされ
ることがあったとしても、それは汚点にはならない。
九四は、言っていることに根拠がない。だから決断ができない
のだ。もう一度、最初から手順をふめば、間違いにも気づくだろ
う。そうしなければ誰も従わない。
九五は、馴れ合いになり、抜け出れなくなっている。それを断
ち切るべきだ。かたよらず中立の立場になることだ。
上六は、情けをかけたり、未練を残すな。そうしないと結果は
最悪になる。
○易経の読み下し文
夬(かい)は、王庭に揚(あ)ぐ。孚ありて号(さけ)び、厲
(あやう)きことあり。告ぐること邑(ゆう)よりす。戎(じゆ
う)に即(つ)くに利ろしからず。往くところあるに利ろし。
初九は、趾(あし)を前(すす)むるに壯(さか)んなり。往
きて勝たざるを咎となす。
九二は、惕(おそ)れて号(さけ)ぶ。莫夜(ぼや)に戎(じゅ
う)あれども恤(うれ)うることなかれ。
九三は、頄(つらぼね)に壯んなり。凶あり。君子は夬(さ)
るべきを夬(さ)る。独り行きて雨に遇い、もし濡れれば慍(い
か)らるることあれども、咎なし。
九四は、臀(しり)に膚(はだえ)なし。その行くこと次且
(ししょ)たり。羊を牽(ひ)けば悔亡ぶ。言を聞くも信ぜず。
九五は、莧陸(けんりく)なり。夬るべきを夬る。中行なれば
咎なし。
上六は、号ぶことなかれ。終に凶あり。
○易経の原文
夬、揚于王庭。孚號、有厲。告自邑。不利卽戎。利有攸往。
初九、壯于前趾。往不勝爲咎。
九二、惕號。莫夜有戎勿恤。
九三、壯于頄。有凶。君子夬夬。獨行遇雨、若濡有慍、无咎。
九四、臀无膚。其行次且。牽羊悔亡。聞言不信。
九五、莧陸。夬夬。中行无咎。
上六、无號。終有凶。