包容。
困難な時に助けられ導かれる。
援助が必要ということは、力がないということだ。
助けられたからといって甘えてはいけない。
いつかは助ける側になるように。
-2-1=-3:水曜日の午後***突出する。力を得る。
|¦|||¦ 火風鼎(かふうてい)
○易経の解釈
鼎(てい)は、三すくみということで、三者が欠点を補って安
定している。
初六は、権力者が交代して改革がおこなわれる。不満を解消で
きる。それには異端者を加えること。そうすれば刷新できる。
九二は、安定して充実している。相手が自滅する。こちらが手
出しする必要はない。有利な立場だ。
九三は、お互いの意思疎通が途絶え、交流もできなくなる。近
くに行っても様子が分からない。争いになりかけたが知らせが届
き、誤解が解ける。結果的には信頼が強固になる。
九四は、権力者が倒れ、契約が破棄されれて不安定になる。混
沌としてくる。危機的な状態だ。
六五は、お互いの意思疎通がよくおこなわれている。安定した
関係だ。
上九は、お互いの結束が固い。何事にも揺るがず、得るものが
多い。
○易経の読み下し文
鼎(てい)は、元いに吉にして亨る。
初六は、鼎(かなえ)、趾(あし)を顚(さか)しまにす。否
を出だすに利ろし。妾を得てその子に以(およ)ぶ。咎なし。
九二は、鼎に実あり。我が仇に疾(にく)むことあり。我に即
(つ)く能(あた)わず。吉なり。
九三は、鼎の耳、革(あらた)まり、その行、塞(ふさ)がる。
雉(きじ)の膏(こう)、食らわれず。方(まさ)に雨ふらんと
して悔を虧(か)く。終には吉なり。
九四は、鼎、足を折り、公の餗(そく)を覆(くつが)えす。
その形、渥(あく)たり。凶なり。
六五は、鼎、黄耳、金鉉あり。貞しきに利ろし。
上九は、鼎、玉鉉あり。大吉にして利ろしからざることなし。
○易経の原文
鼎、元吉亨。
初六、鼎顚趾。利出否。得妾以其子。无咎。
九二、鼎有實。我仇有疾。不我能卽。吉。
九三、鼎耳革、其行塞。雉膏不食。方雨虧悔。終吉。
九四、鼎折足、覆公餗。其形渥。凶。
六五、鼎黄耳金鉉。利貞。
上九、鼎玉鉉。大吉无不利。