2013年1月18日金曜日

42―影光影 出入入―凹凸凹 凸凹凹

 腐敗。
 外見はきれいだが中身が腐っている。
 苦労をしても利益を得られない。
 信頼していた者に裏切られるので、ダメージが大きい。
 信頼することと過信することの違いを知る必要がある。
 -2+2=+0:日曜日の午前***無意識。夢の段階。

|¦|¦|| 火沢睽(かたくけい)

○易経の解釈

 睽(けい)は反発するということで、その力を利用すれば役に
立つ。

 初九は、災いのほうから避けていく。例えば、大事なものを失っ
たとしても取り戻そうとしないこと。自然に元通りになるのを待
つほうがいい。近くにいる悪い者も離れていってくれる。
 九二は、待ち合わせでは会えず、違う場所でばったりと会う。
会えないよりはいい。
 六三は、足を引っぱられる。何もかもいうことを聞かない。失
敗の責任をとらされ、困難に直面する。突然起きることは、いつ
までも続くわけがはない。
 九四は、誤解されて孤立する。しばらくすれば誤解がとけ、意
思の疎通ができるようになる。わだかまりが残っているが、いず
れ解消する。
 六五は、誰でも最初は未熟だ。今は親のすねをかじっている。
だから親離れして困難があっても問題はないのだ。
 上九は、誤解して孤立する。自ら敵をつくり、猜疑心にとらわ
れる。争う姿勢をしめすが、実行する勇気はない。いずれ誤解し
ていたことを覚り、より親密な関係になる。偏見をもたず、よく
調べれば、取り越し苦労にはならない。

○易経の読み下し文

 睽(けい)は、小事に吉なり。

 初九は、悔亡ぶ。馬を喪(うしな)うも逐(お)うことなかれ。
自ら復る。悪人を見るも、咎なし。
 九二は、主に巷(ちまた)に遇う。咎なし。
 六三は、輿(くるま)を曳(ひ)くを見る。その牛、掣(ひき
とど)めらる。その人、天(かみき)られ、かつ劓(はなき)ら
る。初めなくして終わりあり。
 九四は、睽(そむ)きて孤なり。元夫に遇い、交々(こもごも)
孚あり。厲(あやう)けれども咎なし。
 六五は、悔亡ぶ。厥(そ)の宗(ともがら)、膚(はだえ)を
噬(か)む。往くも何の咎かあらん。
 上九は、睽きて孤なり。豕(いのこ)の塗(どろ)を負うを見、
鬼を一車に載す。先にはこれが弧(ゆみ)を張り、後にはこれが
弧を說(と)く。寇(あだ)するにあらず、婚媾せんとす。往き
て雨に遇えばすなわち吉なり。

○易経の原文

 睽、小事吉。

 初九、悔亡。喪馬勿逐、自復。見惡人无咎。
 九二、遇主于巷。无咎。
 六三、見輿曳。其牛掣。其人天且劓。无初有終。
 九四、睽孤。遇元夫。交孚。厲无咎。
 六五、悔亡。厥宗噬膚。往何咎。
 上九、睽孤。見豕負塗、載鬼一車。先張之弧、後說之弧。
匪寇婚媾。往遇雨則吉。