ライバルを出し抜く方法、その2
「光影影 入出出」(夏の曇った日)は帰巣。
13―光影影 入出出―凸凹凹 凹凸凸
帰巣。
目的を達成して巣に帰る。
順調に仕事が終わり、緊張から開放される。
レジャーが盛んになり、遊び方が多様化する。
遊びは食事の次に必要なものだ。
2-0=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つけ
る。
¦|||¦¦ 沢山咸(たくざんかん)
○易経の解釈
咸(かん)はゆきわたるということで、意思の疎通ができてい
る。ことが順調にはこぶだろう。協力しあうのはいいことだ。
初六は、影響力がほんのわずかしかない。
六二は、悪影響がある。いずれ災いになる。一旦停止して様子
をみることだ。
九三は、他人に左右されている。しょせんは猿真似だ。実行し
ても得るものはない。
九四は、積極的な行動は無駄ではなく、悔いも残らない。消極
的に行動したのでは、賛同する者は少ない。
九五は、無反応だ。良いことにも悪いことにも全く影響されな
い。
上六は、すぐに影響されて、騒ぎ立ててしまう。
すでに勝負はついている可能性がある。
無理をしても利益を失うだけだろう。
次のチャンスのために準備をしておいたほうがいい。
「光光影 入出出」(夏の晴れた日)は原点。
21―光光影 入出出―凸凸凹 凹凸凸
原点。
本拠地がなければ発展はしない。
本業を忘れ、利益を追い求めれば情勢を見失い、規律は乱れ、
集団の力を一つにまとめることはできない。
まず足元を固め、持てる力を有効に使う。
新しいものは外で利用することにとどめ、内部に受け入れない。
3-0=+3:水曜日の午前***流される。逆らえば傷つく。
¦¦||¦¦ 雷山小過(らいざんしょうか)
○易経の解釈
小過は小さ過ぎるとうことで、相手にされない。だから、すん
なり事がはこぶ。日常では役に立つが、重要な日には役立たない。
発言は受け入れられない。高望みはできないが、地道に達成でき
る。結果的に得るものが多くある。
初六は、高望みすれば災いがある。
六二は、重要なことは避けて、些細なことに目を向ける。重要
人物に会うには、まずその補佐役に会え。そうすればうまくいく。
九三は、些細なことを見逃すと、それに乗じて足元をすくわれ
る。大きな痛手になるだろう。
九四は、影響力がない。だから、すんなりと実行できる。しか
し、調子に乗ると危険だ。力のないことを自覚するべきだ。いつ
も同じ手は通用しない。
六五は、準備は整っているが実行できない。自ら実行して手本
を示す必要がある。そして、意思疎通をはかり、部下の信頼を得
ることだ。
上六は、奇抜すぎて、誰もついていけない。孤立すれば、なに
も防ぐことができない。だから、狙われやすい。これは自業自得
だ。
自分の力以上のことをしようとしていないか確かめる。
あと一歩というところでつまづくこともあるので注意する必要
がある。