2013年1月26日土曜日

―季節を加えた判断例、その8―

ライバルを出し抜く方法、その5


 「影影光 入出出」(春の曇った日)は抑止。

61―影影光 入出出―凹凹凸 凹凸凸
 抑止。
 凍った湖を慎重に渡る。
 目標に近づくと慎重になり、力が発揮できなくなる。
 事前の調査がしっかりしていれば問題ない。
 欲を出し過ぎないこと。
 -1-0=-1:月曜日の午後***散らばる。小さく弱い存
在。

||¦|¦¦ 風山漸(ふうさんぜん)

○易経の解釈

 漸(ぜん)は、逆らうとういことで、間違っていることに従う
ことはなく、用心深く戻ればよい。自分の判断を信じることだ。

 初六は、多勢をかわして逆らう。意志が弱いと流される。何を
言われても聞く必要はない。
 六二は、多勢に団結して逆らう。苦楽を共にする。結束が深ま
る。
 九三は、多勢に後から続いて逆らう。他人の意見に流されてい
るだけで逆らうことができず、達成しても持続はできない。三日
天下になるだけだ。他人の意見を鵜呑みにしないことだ。
 六四は、多勢に無抵抗不服従で逆らう。勢いを弱めることがで
きる。誰も責めることができない。
 九五は、多勢に倍して逆らう。長期戦になる。そして最後には
はね返すことができる。逆らった方の勢いが増す。
 上九は、多勢に連なって逆らう。その先頭に立って指導し、皆
の手本となること。支援が得られる。

 ライバルを出し抜いたとしても、それは一時的なことで、気を
抜けばすぐに追い越される。
 営業先と親密になったり、商品の性能を高めたりといった、足
場固めをする必要がある。